浮気について哲学した話③
こんにちは。めっちゃ暑いですね。
気温が上がってくると、来たる夏を連想します。
一夏の恋なんて言い回し、どうして出来たんでしょうね。
軽薄さ=浮気心として、恋には軽薄なイメージがあった頃に出来た言葉なのでしょうか。
それはそれとして、今回はなぜ浮気は社会的悪とされるのかについて考えてみたいと思います。
といっても、この記事を読んでくれているような皆さんはお察しの通り
この問題に対して前回のようなまどろっこしい説明は不必要かと思います。
浮気が社会的悪とされる理由は、前回書いた通り、夫婦関係や恋愛関係という契約を違反しているからなんですね。
約束や契約を破ったら、そりゃあ怒られるでしょう。
なんで約束守んなきゃいけないの?
というと、それもまた難しいですけれど。
社会生活の維持のために、人間間の取り決めを『守らない』前提で動いた場合、損しますからね。
約束、契約を守る=善ではないにせよ、
そういったものを守らない人間だと他者から認識されることは得しないと思います。
契約違反が原因で社会的悪なの?
どうでも良い芸能人とかが浮気したところで、それは他所様には関係なくない?
いちいち首突っ込む必要なくない?
と、お思いの方おられるかもしれません。
浮気関係のニュースで「他所の家のことなんだからそっとしておこうよ」というコメント、絶対に見かけますよね。
正しい意見だよなぁと思いつつ、自分に被害なく他人を非難する事が可能な話題は
自分自身の問題から目を背けやすくてお手頃なので、そっとしておかれることはないのだろうなと感じます。
ただ、上記の理由以外にも、他人が人の恋愛沙汰に首を突っ込む理由はあります。
断固たるソースが無い(いつもそうですね、すみません……)ので話半分に読んでもらいたいのですが、
浮気=契約違反=悪、とされる原因には、この契約の生物学的側面も大いに関係していると思います。
つまり「それ、誰の子供?」問題です。
これを防ぐために再婚までの期間は、女性の方が長かったりしますよね。
最近はDNA鑑定が出来るので、この部分は見直されるべきと言われているらしいですが、
それにしても科学が発展するまでは、もし複数の人物と関係を持って子供を授かった場合、
父親が誰か分からなかったわけです。
昔だったら、その子供を誰が扶養するのか、またどの家に入ることになるのか、などなど
色々混乱しますよね。
後継問題なんて一家全体に関わる問題です。昼ドラ並みにドロドロです。
昼ドラならまだマシです。
これが偉ーい人の間で起こったら、下手すると戦争が起きます。
こういうややこしい状況を出来る限り作らないようにしようね〜という契約でもあるんですよね、結婚って。
なので周囲に迷惑をかけないためにも、浮気は悪いことであると認識しておく必要があったのかなと考えます。
今は昔の風習や考えを引きずっているだけなのでしょうか?
でも、プロトタイプの男性像は今も昔も浮気をそこまで悪く思っていないような印象を持ちます。
(男性は浮気をよしとしている、という意味ではもちろんありません!あくまで物語に出てくる男性像の話です。エロい課長とか、すけべなヒーローの役とかの話です)
この点を考えると、男女間における浮気に対する違いも大切になってくるかなあと思います。
ということで、③男女間の浮気に対する考え方の違いに続きます。